在宅ライターという仕事は私にとっての天職なのかもしれない
M.H 49歳 男
私にとってのライター業務の醍醐味とは、モノを生み出すということです。
記事を書くにあたり、様々な資料を参考にするわけですが、それを自分の中で消化し、自分の文章として書き出すことは、記事というモノを生み出しているのだと私は思っています。
たとえそれが既存で既知の事柄だとしても、自分の言葉を使って表現できるのはライターの特権だ、と言えばちょっと大袈裟ですが。
務めていた会社が倒産し、その後の職探しは難航していました。原因の一つは住んでいる所です。私の居住地ははっきり言って僻地であります。日本でも有数の豪雪地帯で、冬期は通勤にも支障が出るような所です。
それまで勤めていた会社は近所にあり通勤には問題ありませんでした。それがいざ職を探すとなると、たいていの勤務地が遠く、特に冬の通勤が困難となるのがネックでした。
通勤もさることながら、自分が希望するような職種もなかなか見つかりません。以前は雑誌の編集をしていたことがあるので、できればそのような職種をと思っていたのですが、地方の場合それは難しく厳しい選択でした。
都市部ではなく地方に住んでいても、これらの問題を解決できるのは在宅ライターの仕事だと思い、応募することにしたのです。
まず、自分のペースで仕事ができることです。朝昼夜のどの時間帯に作業をしてもいいので、比較的夜型の私の場合、非常に助かります。
記事の納期も自分で決めることができるのも、大変ありがたいです。週単位や月単位でも予定や計画を立てやすいと思います。
次に良かったと思う点は、知識が増えていくということでしょうか。記事を書くにあたり、自分の知らないことは当然調べようとするわけですが、あまり自分と接点のない分野の知識から、長年疑問に思っていたことが氷解することもあるので、普段関心の無い事柄に触れてみるのも意外と楽しかったりします。
私の場合まだ日が浅く、ライティング業務としてこなした数は多くありません。なので、後になって感じ方が変わるかもしれませんが、今思っている感想を述べます。
もともと文字に触れることが好きで、文章を読んだり書いたりというのは、自分の生活の一部でした。そんな私にとって、今の業務は楽しい時間を過ごすものと思っています。
作業を進めているうちに、文章がなかなか書けなかったり、うまく表現できなかったりすることもありますが、そんな状況で頭をひねることがたまらないくらい好きです。
まだ新米の私がアドバイスというのもおこがましいですが…。ライターを志望するという人なら文章を書くのが好きだと思います。でも文章を書くという仕事を選択したのなら、ただ好きな事だけを書けばいいというものではありません。
時には自分の考えとは全く異なる文章を書くようなこともあるでしょうし。そういった場合でも依頼をこなせるようにしたいものです。これは自分自身にも当てはまることですが。