ライター業務の醍醐味は記事を書くことだけじゃありません!
S・S/30代/性別:男
この仕事では、時にそれまで生きてきた自分の人生の中で一度として関わったことのない類の物事や、あるいは見たことはおろか聞いたことすらないジャンルの記事の作成を依頼されることがあります。
そうした記事の作成に関して不安を覚えることや取っ付きにくさを感じことがあるのは事実ですが、そこで敢えて一歩踏み出すことによって見えてくる新境地と、そこから得られる様々な知識の新鮮さ、これは何物にも代えがたい面白みがあります。
私自身、印刷関係の仕事に就いていることもあって日ごろから広告などを通じて多くの情報に触れる機会があったのですが、そうしたものはすでに他人の手によって出来上がってしまっている情報に過ぎず、それをただ右から左へと橋渡しをするだけの仕事にずっと空しさを感じていました。
そこで何か自分の感じたこと、思ったことを確固とした形で表現できる場が欲しい。できることならそれを仕事にしたいと考え、在宅ライターの仕事を選びました。
様々な物事を知って、そのジャンルに向けて自分の考えを発信することができる。これがライター業務の良いところだと思います。
これは時にそれまで全く知らなかった分野のことを調べて記事を書く必要がありますので、根気と地道な情報収集を求められる作業になりますが、それまで知らなかったことを調べて記事を書くということは色んな情報を多角的な視点から見つめる良い機会にもなって、たいへん勉強になります。
最初に作成を依頼された記事が、それまで自分の関わってきた仕事とは全く関係のない上に、かなりかけ離れたジャンルでした。
そのため当初はかなり面を食らいましたが、担当の方の丁寧な対応とそれまで記事を書かれたライターの方の感想を読んでいく内に一つ一つ着実に不安は解消され、依頼を受けてから一週間程度で最初の記事を書きあげることができました。
こうした対応の丁寧さはこれからライター業務を始めようと思う人にとって非常にありがたいことだと思います。
ライター業務に限らず、ものを書くということは自分自身の内面と向き合うことが必要です。記事にしたいことは無限にあっても言葉には限りがあって、その中で自分が伝えたい情報をいかにして相手に分かりやすく伝えるか?この疑問に答えを出すのは自分自身しかいませんから、ライター業務は時として非常に高い忍耐力を求められる場合があります。
しかしその分だけ相手に自分の考えが伝わった時の充実感は大きいものです。まずは好き嫌いをせずに多くの記事を手掛けることから始めるといいかと思います。